8月1日のビットコイン分裂騒動も一旦落ち着き、賑わいを取り戻しつつある仮想通貨界隈です。
そんな界隈も、盛り上がりとともに仮想通貨に関連する詐欺も増えています。はじめての方は「詐欺にあい騙されるんじゃないか?」的な部分も心配なんじゃないかと思います。
今回はそんな心配を払拭すべく、仮想通貨詐欺にあわないための3つのポイントをシンプルにまとめました。
これから仮想通貨をはじめようと思っている方も、ここをおさえておけば詐欺にあう可能性をグッと低くできるはずです。
1.セミナーや人づてでは絶対購入しない
仮想通貨詐欺にあわないポイント1つ目は「セミナーや人づてでは絶対に購入しない」ことです。
まず仮想通貨詐欺にあっている方で一番多いのはセミナー形式や代理店形式で購入したパターンです。友人知人から話が来てこのパターンだった場合は、ほぼ99%詐欺だと思ってよいと思います(騙されている可能性あり。被害者が加害者になるパターン)。
そもそも仮想通貨は、セミナーや代理店で購入する類のものではないということを頭に入れておいて下さい。セミナーなどで購入した仮想通貨は、その会社がトンズラしたりうまくいかなかったりすれば一発アウトです。
仮にうまく仮想通貨を公開する段階になったとしても、取扱う取引所がなければ売る事すらできません。仮想通貨は多くの取引所で取り扱われることも重要です(流動性)。
現在は取り締まる法律がないため、形だけでもやっているようにしていれば事実上詐欺と証明するのは難しいようです。なのでワラワラ詐欺師が湧いてでてきているのです。
最近でもフィリピンが関連する通貨はにぎわいましたね。フィリピン大使館から正式に関連していない旨アナウンスされました。気になる方は以下でチェック。
参考 Google検索 – 仮想通貨 フィリピン 詐欺
参考 通知 | Philippine Embassy – Tokyo, Japan
LINEグループ誘導も要注意
なんだかライングループへ誘導するような詐欺案件も多いので追記します。
「ビットコイン・アルトコインの値上がり情報・最新情報などを配信しています。爆上げ前に情報をゲット!」などなど興味をそそられる内容でチャットに書き込んでいたりします。さらには複数人で「有益だった、儲かった」などと書き込み、煽ります。
まぁLINEグループに誘導している時点で仮想通貨詐欺率がグンと急上昇です。LINEグループはセミナーへ誘導されたり、後述するハイプへ誘導されたりがオチです。詐欺師はみんなが広く使っているサービスを使い敷居を下げておびきよせます。
どんな世界でもですが、必ず儲かる話はそう簡単に見つかりません。LINEグループ、要注意です。
2.マーケットキャップを確認する
出典 CryptoCurrency Market Capitalizations
2つ目のポイントは、購入しようとしている仮想通貨が上場しているか確認する事です。CryptoCurrency Market Capitalizationsで確認できます。
仮想通貨界隈の方は必ず見ている「CryptoCurrency Market Capitalization」というサイトがあります。略してマーケットキャップ。
このサイトには世界中の取引所に上場されている仮想通貨が掲載されています(株式ほどの厳格な上場審査とはまた別。取引所で取扱っているものが公開されているイメージ)。
ここに載っていない仮想通貨はまず疑ってかかりましょう。載っていない仮想通貨は、クローズドな環境で取引されている、怪しさ満点のものと思いましょう。マーケットキャップに公開されていない仮想通貨を購入するのは危険です。
ただし「掲載されている=詐欺ではない」ではありませんのでご注意ください。
3.取引所で購入する
最後3つ目、詐欺にあわないために一番大事なポイントは「取引所で購入すること」です。これは一つ目のセミナーなどで購入しないにも通じますね。
海外取引所の方が沢山の種類の仮想通貨を購入する事ができますが、初めての方は日本の取引所で購入するのが安心です。海外の取引所は購入できる種類が多い代わりに、たまにクソコインがまぎれています(はじめからだますつもりではないが結果クソコインで上場廃止パターン。これは仕方ない、株でも同じ)。
取引所も取扱いの前には審査をしているので、個人が判断するよりも確実なのは言うまでもありません。詐欺にあいたくなければ、仮想通貨取引所で購入しましょう。
日本の取引所は手数料が高いって聞くけど?
よくチャットなどで日本の取引所は手数料が高い(スプレッドが広い)と言われていますが、あまり気にする必要はないと思います。特にコインチェック↓
リンク コインチェック
頻繁にトレードするのであれば、確かに手数料の安い海外の方がお得です。ですが、頻繁に購入せずに長期保有スタンスの方であれば、さほど気にする必要はありません。日本語で扱いやすいサービスに対価を払っていると考えましょう。
おまけ:HYIPにご注意
上記で申し上げた事を守っていれば詐欺の遭遇率は激低になると思いますが、念のため。
仮想通貨関連でハイプ(HYIP = High Yield Investment Program)というものがあります。これはビットコインなどを預けると、預けた期間に応じた金利を貰えるというもの。日利(1日預けると利益が数%もらえる)や時利(数時間預けると利益が数%もらえる)なんてのもあり、理解できないレベルの金利です。
これはポンジスキームでまわっているだけのものですので、すぐに飛びます。ねずみ講やMLMのようなものも多いので、基本的には手を出さないように。前述した取引所だけで買いましょう。おいしい話なんて世の中そうそうありません。
以前記事にしたDubliがMLMの典型です。今だなにもはじまってない(笑)
今日のまとめ
仮想通貨は知れば知るほど怪しさは消し飛んでいきます。むしろ知っている事で得られる事の方が多くなりますし、発想の幅が広がります。
「仮想通貨詐欺にあわないための3つのポイント」に気をつけて、安全で楽しく仮想通貨界隈にお越しください。お待ちしておりますよ~♪
※2021年10月時点の私のおすすめ取引所は以下3社です。
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