躊躇していた方に朗報!SBIグループが取引所参入。取扱通貨は3つ

躊躇していた方に朗報!SBIグループが取引所参入。取扱通貨は3つ

SBIバーチャルカレンシーズトップページのキャプチャ

いまだに仮想通貨が怪しいと思っている方が多いようですので、信用力の大きな会社の情報をひとつ。

金融大手SBIグループが「SBI バーチャルカレンシーズ」を設立し、仮想通貨取引事業へ参入します。

仮想通貨取引が、SBIグループ(SBI証券や住信SBIネット銀行)の参入でより身近になるでしょう。

今回はSBIのかかわる、仮想通貨関連情報をまとめてみました。怪しさが先に立って仮想通貨に否定的な方も、この記事を読めば少し怪しいイメージは消えるでしょう。

2016年11月設立なのでいまさらですが、仮想通貨を有象無象の怪しいものと思っている人が多いので記事にしてみました。正式発表ではないので参考情報程度にどうぞ。
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国内金融大手のSBIグループが仮想通貨取引所へ参入

国内の金融大手「SBIグループ」が仮想通貨取引所へ参入します。SBIグループと言えば「SBI証券・住信SBIネット銀行」などが有名です。私もどちらも利用しお世話になっています。

そんなSBIが仕掛ける仮想通貨取引所が「SBIバーチャル カレンシーズ」です(2017年内予定?)。

SBIクリプトカレンシーズではなく、バーチャルカレンシーズなのが日本向け感がありますね。日本人になじみのないクリプト(暗号)カレンシー(通貨)ではなく、バーチャル(事実上という言葉だが、日本では仮想と解釈が多い)の方がわかりやすいですもんね。

ネット証券ナンバー1のグループが取引所を展開するとなると、大きくユーザー数も増え、資金流入も加速するでしょう。

そんなSBIバーチャルカレンシーズですが、取扱通貨がほぼこれで決まりだろうという状態なので、推測を交えご紹介しましょう。

取扱通貨のヒントはHTMLにあった!

SBIバーチャルカレンシーズのページソース

公式に仮想通貨の取扱がアナウンスされているわけではありませんのでご注意ください。

ではなぜ、取扱通貨がわかるのかというと、公式ホームページのHTMLソースに記述されていたからです。headタグの中にあるキーワード部分ですね。

HTMLソースを表示した状態

少し見にくいかもしれませんが以下のキーワードが埋め込まれています。

「仮想通貨・ビットコイン・bitcoin・イーサリアム・イーサ・ethereum・ether・XRP・リップル・SBIコイン・SBI coin・SBI Virtual Currencies」

通常 <meta name=”keywords”> の部分には検索でヒットしてほしいワードを記述します。ということは取扱うも同然じゃないでしょうか。だって取扱わないんだったら書かないですよね?

そういうことです。

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取扱通貨は3種類+1

ということで取扱通貨は3種類と、今後リリースされるかもしれない「SBIコイン」の1種類と考えられます。

ビットコイン BTC
イーサリアム ETH
リップル XRP
SBI coin SBI?

ビットコインとイーサリアムは王道として、取扱はほぼ確定でしょう。リップルに関しても、Ripple社のホームページに掲載されているので、確定と思っていいでしょう。

※追記
フィンテックサミットを見る限りではビットコインキャッシュも取扱いそうな流れです。

Ripple社のHPに掲載あり

個人投資家がXRPを購入できる取引所

出典 Ripple – Rippleの買い方

リップル社のホームページに取扱予定取引所ということで掲載されています。

XRPが購入できる取引所

もちろんcoincheckもありますね。右下に「SBI Virtual Currencies」とあります。

SBI coin は未知数

SBIコインに関しては情報があまりありません。

三菱東京UFJ銀行が進める仮想通貨、MUFGコインのような「1コイン=1円」という円ペッグ制(固定相場制)の可能性もありますね。

MUFGコインが目指しているとされる「ユーザー同士で送付ができたり、空港で外貨引き出しができるようになったり」といった展開になるかもしれません。
(※個人的にMUFGコインは、AIロボ導入・支店大幅削減・大規模リストラにつながる可能性があるんじゃないかと思っていますが。)

そうなると投機性はありませんし、通貨というよりはポイントのようになってしまいますね。さらに円にペッグされてしまうと、円の価値が下がると同じように価値は下がります。なのでペッグなどの場合はサービスの一部という感じでしょうね。

もしかするとZaif で購入できる、自社の発行するトークンのような可能性もあります。この辺は想像が膨らむばかりで、サービス開始まで待つ以外ないですね。

【追記】
記事を書いた翌日にニュース、早速始まりましたね。三菱UFJフィナンシャルグループ、今後10年で1万人削減検討。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が今後10年程度で過去最大となる1万人規模の人員削減を検討していることが分かった。超低金利の環境下で収益性が低下する中、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックで業務合理化を進め、店舗の閉鎖や軽量化などによって余剰人員削減につなげる方針。MUFGの社員数は世界で約14万...

SBI Ripple Asiaを設立

SBIリップルアジア株式会社のホームページトップのキャプチャ

株主が「SBIホールディングス・Ripple」の2社で、2016年5月に「SBI Ripple Asia 株式会社」が設立されています。

この会社の設立目的は以下。

SBIグループとRipple(リップル)の知見と技術を融合させることで、日本及びアジアにおける「価値のインターネット」を実現することを目指します。

仮想通貨で使われているような技術を使って、国内外の銀行と決済や送金を行う事ができるようにすることを目的に動いているわけです。

インターネットでの決済や送金が進化するイメージでしょうか。いつでも、どの国からでも誰にでも送金や決済できる感じです。グローバルレベルで普及させ、すべてがスムーズに短時間で行えるようになります。

まさに価値のインターネットですね。

さらに日本国内でもすでに動き出しています。国内47行がすでに参加しています。以下参照。

SBI Ripple Asiaは日本国内47行(2017年2月末現在)が参加する内外為替一元化コンソーシアムの事務局を務めています。 銀行の垣根を越えて決済や送金が効率的に行われることが期待できます。

引用 SBI Ripple Asia

細かく言うとRipple(XRP)に関しては、ビットコインなどのようなブロックチェーンを使った技術とは異なります。ここでは詳しい説明は割愛しますが、それだけ世界に動きがあるということ事です。

銀行などのレガシーシステムが駆逐されていく未来しか見えません。

邦銀のリストは以下のページで見ることができます。もしかすると皆さんが利用している銀行も参加しているかもですね。

参考 SBIホールディングス – 内外為替一元化コンソーシアムにおいて「RCクラウド」の構築完了及び実証実験実施のお知らせ~コンソーシアムは今後の商用化を見据えた活動を継続~

今日のまとめ

仮想通貨元年と言われるように、今後も仮想通貨界隈は目まぐるしく動いていくでしょう。SBIバーチャルカレンシーズが取扱う予定の、Ripple(XRP)の動向も気になるところです。

リップル社が提唱する ILP(Inter Ledger Protcol)が、Web標準化非営利団体であるW3Cで標準化されることになれば、「価値のインターネット」が加速することでしょう。

インターネットが普及した時と同じくらいのインパクトが起ころうとしています。

追記

SBIホールディングスは仮想通貨のマイニング事業にも参入し、さらに仮想通貨関連事業に注力していくようです。SBI株ホルダーの方で仮想通貨がよくわからない方も一度目を通しておくといいんじゃないかと思います。

以下の記事でフィンテックサミットでの北尾さんの発言を文字おこししてみました。サミットを見てない方は参考になると思いますのでどうぞ。

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