前回からの続きでございます。黒川温泉「湯本荘」にチェックインし、浴衣に着替え黒川の街へ飛び出しました。
どこに向かうかというと、旅館や商店へ!宿泊する旅館ではなく、よその旅館です。なにをするかというと「黒川かっぽ」ります!
黒川かっぽとは酒好きには絶対おすすめの酒飲み手形なんです。
それでは酒飲み必見の黒川かっぽについてご紹介しましょう。そして個人的なおすすめ3選をあわせて見ていきましょう。
黒川かっぽとは
黒川かっぽというは、竹のコップを手に「黒川の旅館、商店」などでお酒をのみ歩く手形です、まさしくのんべぇ手形!ヤッホーぅ。
それぞれの旅館、商店で出されるお酒とおつまみの種類が違いますので、いろんな種類が楽しめちゃいます。
黒川かっぽの詳細
【かっぽ手形の詳細】
黒川温泉内の旅館・商店・飲食店で3杯!地元のお酒や焼酎が飲めます。金額:1,500円
時間:15:00~21:00
参加店舗:旅館(18軒)・商店・飲食店(2軒)
出典 黒川温泉 – 黒川かっぽ
対象は参加されている黒川の旅館・商店・飲食店で、ほとんどのお店で楽しめます。
(お酒+おつまみ)のセットが3軒はしごできるわけですね。例えばA旅館は「日本酒と煮もの」とか、B旅館は「焼酎と乾き物」といった具合。
お酒3杯にお店ごとのおつまみが一品ついてきます。旅館によっては囲炉裏スペースでのんだり、商店であれば店先のベンチでのんだりするんです。ほら楽しそうでしょ?
申込方法、料金の支払いは?
申込は宿泊している宿に言うだけですので楽チン。料金の1,500円もチェックアウト時にまとめて払えるのでので非常にスムーズ。宿泊しないという方は黒川温泉観光旅館協同組合でも受付しています。
黒川かっぽに申込むと、竹の器(コップ)をもらえます。これを片手に好きなお店を回るわけですね。黒川かっぽマップもあるので、どの場所になにがあって、なんのお酒とおつまみがでるかある程度わかります。
竹のコップも味があっていいねぇ。
1軒目 いこい旅館
軽食屋さんの軒先のベンチで、ビールを飲みながら思案。そしてまずは、こちらに立ち寄ることにしました。なかなかシブイ外観の「いこい旅館」。
いこい旅館
黒川温泉で唯一の日本の名湯秘湯百選宿。13種類のお風呂で館内で湯めぐりが出来ます。
玄関前の囲炉裏にはいつも人が集まっている。誰でもすんなりと受け入れてくれる故郷のような温かい雰囲気が魅力の民芸調の宿。黒川温泉で唯一ここでは美人湯とよばれる女性用露天風呂など13のお風呂が楽しめる。
出典 黒川温泉 – いこい旅館
ここ13種類もお風呂があるんですって、すごいです。こちらの旅館の黒川かっぽは、
- 清酒「蓬莱(ほうらい)」
- 温泉たまご
温泉たまごは玄関先のところに、温泉がチョロチョロひかれていて、そこでゆでられています。
それを囲炉裏でいただきます。くぅー。
画像右の足湯の手前が囲炉裏。足湯も無料なのかもしれませんが、あまり足湯がすきではないのでスルー。ほら足湯ってみんなムンムンの足をつっこむじゃないですかw
さてさて、それでは囲炉裏に。
出典 黒川温泉 – いこい旅館
なかなかいい雰囲気じゃないですか。ん・・・、ぬぁぁあ、なんじゃこりゃー。囲炉裏端に、食い散らかした、たまごの殻、殻、殻。
この所業は・・・。
仕方ない、ある程度は掃除しましたけど、マナーが悪い方もいらっしゃるようですね。旅館の方も常に掃除できるわけではないので、綺麗に使ってほしいですね。
ハプニングはありましたが、お酒もおいしいし、温泉たまごもうまい。さらには囲炉裏の雰囲気がいいです。浴衣着て囲炉裏、さらに竹の器で酒、想像するだけでよさげでしょ?
2軒目 後藤酒店
後藤酒店
創業90余年の当店は黒川温泉の変化を見守り続けてきた商店の一つであります。昔ながらのスタイルで観光のお土産とコンビニ部門が併設されています。
出典 黒川温泉 – 後藤酒店
2軒目に伺ったのは後藤酒店。旅館ではなく酒屋さん。黒川かっぽの面白いのは商店なども参加しているってことなんです。酒屋さんのカウンターで注文し、酒屋の軒先のベンチで酒を煽る、できそうでできないことです。このお店で出されるお酒は、
- 里芋焼酎「芋車」
- ちょいとしたつまみ
焼酎めずらしー!!里芋(サトイモ)ですよ。里芋焼酎はじめて知りました。ふだんは芋焼酎ばかりですが、里芋とは!
飲んでみたお味なんですが、味オンチなもんで「パンチがあったぜ」くらいしか言えないw 味は実際に飲んでみてくださいな。
つまみは、小分けのわさびピーナッツでした。このお店は里芋焼酎が飲みたいから行ったので、つまみには無期待なのでOK。お店のベンチで飲むのもなかなかいいですよ~。里芋焼酎飲んでみたい方はココだね。
3軒目 ふもと旅館
3軒目はお宿の窓から見えた、あの橋のようなところの旅館「ふもと旅館」です。
行って知ったんですが、あの橋は旅館から温泉に通じる橋でございました。画像一番手前の橋ですな。
ふもと旅館
黒川随一!15個のお風呂と女将の愛情がこもった創意満載の料理。
個性的なお風呂が13種類15個と黒川一のバリエーション!どこに入るか迷ってしまうほど。宿の中だけでもお風呂めぐりができます。また、食通の女将がプロデュースしたボリューム満点の料理は、美味しくてお腹いっぱいになること必須です。
出典 黒川温泉 – ふもと旅館
こちらの旅館は15ものお風呂があります。どんだけあるんですか、すごいわ。
ちなみに黒川かっぽは、
- どぶろく「風ノ杜」
- 牛のしぐれ煮
みたいなんですが、残念な事にどぶろくがきれているということで、別のお酒になってしまいました。見事になんというお酒か忘れてしまったんですが(このころには結構いい感じに酔っぱらい)、飲んでないお酒だったのでOK。
量は少なめだったので、高いお酒なのかな? おいしかったです。出すお酒によって、量はかわります。竹コップになみなみ注いでくれるところもあれば、3分の1くらいだったりね。値段も違うでしょうし、そうなりますわね。
パンフレットに記載のお酒がきれている場合もあるみたいなので、そのへんは確認するといいですね。
橋の内部、というか通路。このベンチで食べて飲みます。
川を眺めながらだし、景色はいいので私は気になりませんが、通路だからお風呂に入る人たちは通るからね。
今回はどぶろくが飲めませんでしたが、牛のしぐれ煮もなかなかおいしかったです。川に架かった橋で酒を飲むのもまた一興。
ということで、ビールからはじまり、3軒はしごしたわけですが、明るいうちからいい感じによっぱらいました。
お酒はのみましたが、食べ物自体の量はそんなにないので、晩御飯も全然大丈夫そうです。
ということで、今回も長くなったので次回へ。どの宿でどんなお酒を飲めるかは黒川温泉のホームページにのっています。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか?
私が行ったおすすめ3軒をご紹介しましたが、コレ以外にも沢山のお店が参加されています。おすすめと行っておきながら他のお店は行ったことありません(パンフレットで熟考しましたです)。
黒川かっぽは、事前にパンフレットで決めていってもよし、行き当たりばったりでもヨシです。浴衣を着て黒川を散策しながら、お酒を飲む、これ最高ですよー。是非参考にしてみてくださいね~。