「Poloniex の日本円換算クローム拡張ツールを作ったのでよろしければ紹介して下さい」というコメントをいただきました。いやぁ拡張ツールを作れるなんてすごいですね、さっぱりわかりません。
個人的にこの類のツールは一切使いませんが、便利そうに感じるのも事実。ということで、仮想通貨関連で「使ったら便利だろうな」と思うアプリ・拡張ツールを3つ程ピックアップしてご紹介します。
- 保有仮想通貨トータル資産管理アプリ
- Poloniex の円換算クロームエクステンション
- Coincheck 手数料・スプレッド表示ツール
の3つです。
それではいってみましょ~。
仮想通貨のセキュリティは厳戒レベルで臨みましょう
個人的には仮想通貨関連の、拡張エクステンション系やアプリ系は基本的に使いません。なぜならセキュリティ上いらぬ心配をしたくないからです。秘密鍵やパスワードを盗むプログラムが仕込まれている可能性だって排除できないわけですから(それを見抜く専門知識ないからね)。
仮想通貨に関しては性悪説ベースで考えています。それだけ「ウヘヘ」と狙っている方が多い界隈だと思っていますので、専門知識がないからこそ注意せねばと。
ということで、利用する際は本当に自己責任です。何か事があった後に騒いでもどうにもなりませんからね。盗まれでもしたら死んでも死にきれぬわっ。
まぁしかしながら使っている人が多いアプリがあるのも事実。ということでそれを踏まえてご覧ください。
仮想通貨 資産管理アプリ「Blockforio」
出典 Blockfolio
Blockfolio は結構多くの人が使っていると思います。ブログとかでアップしてる画像とかも良く見ますしね。かなり便利だと思います。
なにが便利かと言うと、複数の仮想通貨取引所に保有しているビットコインやアルトコインをまとめて把握できます。なので、現在の保有総額や各保有通貨の損益まで丸わかりです。
保有通貨は手動で入力する必要がありますが(当たり前だけど)、自分のポートフォリオと総資産が一目瞭然なのは非常に使い勝手が良いと思われます。増えた減ったと盛り上がれること間違いなしです。
一度はインストールするか悩みました。しかし、いくら手動入力でこちらの情報をとっていないとしても「発信の端末・IPアドレス・MACアドレス・・・etc」などからなにかがスニッフィングされてサブマリンでドーンかもしれないじゃないですか(イミフ
ということで、そんな私はエクセルで入力しているアナログマンです。基本放置でたまにポチポチ入力して「うへぇ・・」とか「うひょー」とかアクションしております。なにか?
ちなみにBlockfolio は「情報抜いている」というツイートが駆け巡り界隈がザワザワしたことがあります。まぁ勘違いが広がったようですけどね。きちんと公式アナウンスがでて否定されておりました。経緯は以下を。
参考 暗号通貨ポートフォリオアプリのBlockFolioがプライバシーに関する声明を発表 – Crypto Currency Magazine
ブロックフォリオは法人なので、そこは他に紹介する拡張とは違い安心感はありますかね。以下ブルームバーグの企業情報ページかな? リンクを張っておきます。
参考 Bloomberg – Company Overview of Blockfolio, LLC
Poloniex 円表示、クローム拡張ツール
この拡張が今回ブログにコメントいただいたやつですね。
上記クロームウェブストアで「Poloniex」で検索するといくつかエクステンションがでてきます。その中の「Poloniex balances in USD & JPY & more values」が円換算してくれる拡張機能です。
画面のキャプチャで見る限りでは、USD表示部分を日本円に変換して見れるようですね。
確かに日本円で表示されると便利ですね。しかし私はBTCとUSDベースで考えた方が逆に混乱しないかな。ただこの辺は使う方の考え方によって違うと思いますので「日本円が一番!」というドルアレルギーの方は一考の価値ありかもですね。
ただしChrome 拡張は注意が必要
「クローム拡張はグーグルだから大丈夫でしょ?」と思いがちですが、あながちそうでもないです。
私は以前利用していたクローム拡張機能が、マルウェア疑惑でBAN されて使えなくなっていたことがあります。ストアアプリか野良アプリか覚えていませんが「Appspector」ってやつ。入れた時は「Chorome Sniffer」でしたが名前すら変わっちゃってます。Webサーバーの種類とかフレームワークとかがアイコンで見れるやつだったかと。
調べるとグーグル拡張のマルウェア被害なども色々あるようでいまさらコワーと思っています。気になる方はリンクのページ、少し前ですが参考なります。
参考 「本当は怖いChrome拡張」がなぜ本当にやばいのか。野良よりストアに気をつけよう – ポジティブ心理学研究所
参考 Chrome拡張のAppSpectorがマルウェア疑惑 – 2億か8億
ビットコインが盗まれそうになったこともあるようです。これは他人事ではありませんね。
参考 HTTP Headers という 5万人が使っている Chrome 拡張のマルウェア疑惑。セッション盗まれて BTC も盗まれそうになった話。 – clock-up-blog
補足
念の為付け加えておきますが、今回紹介した事で報酬をもらったりはありません。もらっちゃうと、なにかあった時に嫌だしエコヒイキベクトルがかかってしまいますものでね。
ということで「ほーそんな拡張あるんだな」で紹介しただけです。個人的にはクローム拡張は使いませんので、あまりおすすめしにくかったりします(折角コメントくれたのにごめんなさい)。
Coincheck 手数料・スプレッド表示拡張機能
画像引用 ひとりぶろぐ
こちらは「ひとりぶろぐ」さんが公開されている、コインチェックのスプレッドを可視化する拡張機能です。画像を引用させて頂きました。
しかしこんなの作れてほんとすごいですね、こんなんさっぱりわかりません。「あったらいいなぁ」と思っていましたが、作れちゃうんですね。
コインチェックチャットでスプレッド高い高い言うチャット民のような方には、垂涎の的じゃないでしょうか。
コインチェックは、ビットコイン以外のアルトコインはポロから仕入れていたと思います(ソース記憶喪失)。ビットコインは板上で取引できますが、その他のアルトコインは販売所で購入するということになるわけです。なので、スプレッド(手数料)が発生するわけです。
表向きはどれくらい手数料がかかっているかわかりません。まぁ「コインを買う」で購入画面まで行けば差額で確認できるわけですが、面倒ですねぇ・・。
しかしこの拡張機能を使えば「現在手数料がいくらくらいかかるのか」本当に可視化することができるので「手数料が高いので今は買わない」という選択もすぐ判断できるわけです。う~ん、これはすぐれものです。
「スプレッドが気になる、手数料安い時に買いたい」って方にはありかもですね。
【追記】
ひとりぶろぐさんにコメントしたところ。「僕のやつはソース出してて、後での自動アップデートもできない作りなので危険性はないですよ。手抜きで表示がパカパカするので直そうとは思ってますが。」と返信をいただきました。
CCの手数料
コインチェックは平常運転時の手数料は2%くらいだった気がしますが、大荒れの時はスプレッドは10%近くにもなるようです。それもそのはず、幅をとっておかないとコインチェックが運営上厳しいからです。企業なわけですから利益が出ないとね。
ほらFXもそうでしょ? 米雇用統計の前にスプレッドがガイーンって広くなるじゃないですか。それです。値動きが大きい時は、スプレッド(幅)を広くとらざるを得ないのです。
なので手数料をあまり払いたくない方は平常運転時に買いましょう。まぁ確かに「手数料高いなぁ」と思う時もあると思いますが、嫌なら言語とリスクの比が違いますが手数料安い海外取引所に是非どうぞ。
最近トラブル続きでほぼ使っていないですが、ポロニエックスなんて手数料鬼安ですよ。
ポロの使い方はこちらで書いています。
今日のまとめ
ということで3つ程使えたら便利だなぁ、と思えるものをご紹介しました。
ですが、最後にもう一回言っときます。私は使いません。なぜなら便利さと引き換えにリスクを増やしたくないから。あと別になくても事足りているからですかね。
ウェブサービス全般に言える事ですが、自分自身できちんと判断しましょう。さらに仮想通貨関連ということであれば、やりすぎなくらい気をつけてもいいくらいだと思います。
紹介なのか注意喚起なのかよくわかりませんが「こんな便利なのがあるなら使わなきゃ損だわー」って方はどうぞ便利にお使いください。ただし自己責任ですよ~。