最近、仮想通貨ってよく聞きくけど「なんだそれ?」って方も多いんじゃないでしょうか。
ということで、今回はそんな悩みを解決する為、超シンプルに仮想通貨の説明をしましょう。これを読めば、3分で仮想通貨のことがわかります(たぶん)。
それではいってみましょう。
※簡単にするためブロックチェーンの技術などについては割愛しています。追記しまくったので絶対3分じゃ読めなくなってしまいましたすみません(笑)
仮想通貨とは
その名の通り実物は存在しない仮想の通貨で、円やドルのように紙幣や硬貨として存在していません。世界中に分散したサーバー上に形のないプログラムとして存在しています(詳しく言うと長くなるので便宜上)。
仮想通貨と暗号通貨は同じ意味です。日本では仮想通貨の名称が一般的ですが、海外ではクリプトカレンシー(crypto currency=暗号通貨)が一般的です。
※資金決済法改正(令和2年5月1日施行)で、法令上「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されました。まぁ2021年現在も仮想通貨と言っている人の方が多いですが。
仮想通貨と言えばBitcoin
代表的な仮想通貨と言えばBitcoin(ビットコイン)です。生みの親は、いまだに謎につつまれているSatoshi Nakamoto氏(ナカモト サトシ)です。国籍などもわかっていないので日本人名ですが謎です。
コインチェックがビットコイン現論文の日本語訳を公開しているので興味がある方は一度見てるとおもしろいです。
参考 日本語で読むビットコイン原論文 [by Satoshi Nakamoto] – Coincheck blog
最初期のビットコイン価格は0.07円?
一番はじめに提示された交換レートは、2009年10月で最初の価格は約0.07円。あくまで電気料金から計算した価格なので、参考価格と言った感じですね。
はじめて商品購入に使われたのは2010年5月22日。第三者に10,000BTCを支払い、ピザ2枚(約25ドル)と交換されたのがはじめての決済のようです(ビットコインピザデー)。
参考 ビットコインの歴史と価格推移 – ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト
日本の取引所で買えるようになったのは1BTC70円程度
昔からビットコインを知っている方で、いくら最初期から買っていたとしても10円程度です。まぁほとんどいないと思いますが。
2010年7月、Mt.Goxという取引所がサービス開始した時が7円。2011年3月、マークカルプレス氏に買収され、Mt.Goxが事実上最初の日本国内取引所となった時が74円です。
その後の価格推移を超ざっくり見てみましょう。
ビットコインの2010年からの価格推移
※画像はイメージ。2017年5月あたりです。
チャートが見れた2013年4月以降は週足のだいたいの真ん中あたりの金額のドル建て価格を110円換算で計算しています。それ以前の価格はビットコインの歴史と価格推移 – ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイトさんを参考にしています。
金額はばらつくので本当に大まかな価格推移のイメージの参考です。
- 2010年7月:7円
- 2011年3月:74円(日本でMt.Goxスタート)
- 2011年6月:1,500円
- 2012年5月:400円
- 2012年11月:1,000円
- 2013年4月:13,000円
- 2013年12月:110,000円
- 2014年2月:18,000円
- 2014年6月:60,000円
- 2014年12月:40,000円
- 2016年5月:50,000円(ここまでこの価格帯で推移)
- 2016年6月:83,000円
- 2017年1月:110,000円
- 2017年6月:300,000円
- 2017年12月:2,000,000円
- 2018年2月:880,000円
- 2018年12月:380,000円
- 2019年6月:1,200,000円
- 2020年3月:600,000円
- 2020年10月:1,180,000円
- 2021年1月:3,800,000円
- 2021年4月:7,000,000円
- 2021年5月:3,300,000円
- 2021年10月:7,600,000円
なかなかの値動きっぷりです。そんな乱高下なビットコインも10万円を下回らなくなったのは2017年以降です。
古参ビットコイナーはいくらでビットコインを買っているのか
実際に古参ビットコイナーの方を見ていても2013年あたりをよく見るような気がします。ビットコインに注目が集まったキプロス危機の時の価格が1BTC=5,000円前後です。
なのであくまで推測ですが1BTC数千円から1万円、タイミングによっては~5万円程度ってところでしょうか。数百枚、下手したら4桁枚持っている方も多いんじゃないでしょうかね。(最古参組&海外古参は除く)
1BTC=5,000円時代に戻れたら?
まぁもし私が1BTC=5,000円時代に戻れたとしても、せいぜい10万円分(20BTC)しか買えてなかったと思います。しか、って言ってますけど1億4,000万円ですね(驚愕)。
5,000円の時に100万円分(200BTC)買えて、今まで持ち続けられる強ハートの持ち主だった場合は14億円になっています(700万円換算)。無理無理、絶対途中で売ってます。
Bitcoin以外をアルトコインと総称します
そしてBitcoin以外のコインのことを、アルトコイン(オルトコイン)といいます。語源は「Alternative coin」からですね。
読み方は、アルト派とオルト派がいます。私は音楽だとオルタナと言ってたんですが、仮想通貨に関してはアルトコイン派ですね。
「イーサリアム、ライトコイン、リップル、ネム」などたくさんの種類のコインがあり、コインチェックでは11種類購入することができます。
詐欺コインも多いのでご注意を
世界の取引所では、1000種類以上(※増え続けいています)のアルトコインが存在し、なんの技術もプロダクトもないscam(スキャム=詐欺)コインも多いです。草コイン(shit coin)などと呼ばれる泡沫コインもたくさんあるので、購入の場合は事前リサーチ必須です。
以下リンクのマーケットキャップでの確認必須です。説明は以下記事で。
のっていないコインはかなり怪しいコインと思いましょう。のっていてもランクが下がるほど微妙なものが多くなります。上位銘柄であれば信頼度は高い傾向にはありますがその限りではありません。
どれとは言いませんが、上位アルトコインにもスキャムと言われていたり、もともとが胡散臭いものもあります。
リンク CryptoCurrency Market Capitalizations
仮想通貨の特徴は非中央集権
仮想通貨の大きな特徴は中央で管理する機関がないことです。
(※本当はコア開発者やマイナーも絡んできますし、財団なんてのがあったりもしますが、ここではざっくりと)
例えば「円」であれば、日本銀行が中央で管理しています。紙幣を多く刷ればインフレ、紙幣を少なく調整すればデフレということです。中央(日銀)にお金の価値を調整されているわけですね(もちろん物価安定、経済のためという前提だが)。
しかしBitcoinなどに代表される仮想通貨は、中央集権的な期間に依存せずに成り立っています。
地球規模で禁止しないかぎりビットコインは消えない
詳しくは省きますが、マイナーと呼ばれる人たちが世界中に分散していて、それぞれ台帳を管理しています。その代わりにマイニング報酬としてビットコインをもらうわけです。
なので国や中央銀行に支配されない通貨というわけです。例えば中国が仮想通貨を禁止したとしても関係ありません。(万が一全世界協調規制で違法となり禁止された場合は実利用が難しくなるのでほぼアウトです。ですが、アンダーグラウンドでノードが動いている限りビットコインは残ります)
※Ripple(XRP)など一部中央集権的な通貨もあります。(リップル社が選出したバリデーターが承認する為)
※2021年現在、中国はビットコインをはじめとした仮想通貨規制を強化し、違法となりました。ですがビットコインは消えるどころか史上最高値の750万円を超えました。
仮想通貨でできること
仮想通貨では買い物をしたり、送金したりすることができます。※実際のところ、日本で仮想通貨決済すると、利益がある場合は利益確定扱いとなってしまい課税される場合もあります。
買い物
まだまだ対応している店舗は少ないですが、ビットコインで決済できるお店も増えてきました。円やドルの代わりに、仮想通貨で決済することができるわけです。
現在は円やドルで仮想通貨を買っていますが、いつの時代か現行通貨の流通が大きく減る可能性があります。もしかすると、仮想通貨だけで成り立つ時代がくるかもしれませんね(そうなったらすごい)。
送金
これまで海外へ送金する場合は、費用と日数がかかっていました。
送金手数料は数千円、日数は数日という感じですね。これが仮想通貨であれば、かなりスピーディーに送金でき、手数料もかなり安くなります。
コインチェックでビットコインを送ると、手数料は「0.0005BTC」で送ることができます。1BTCが20万円と仮定すると、およそ100円程度ですね。
送金時間は数分で完了する場合もあれば、1時間以上かかる場合もあります(混み合っている場合)。どちらにせよ、海外送金の数日と比べると早いのは言うまでもありません。
エルサルバドルではビットコインが法定通貨に
日本に住んでいると、送金の部分は気になりませんが、海外の方にとっては大きい問題なわけです。海外旅行をする場合なども、為替の両替をする必要がなくなります。
※2021年、エルサルバドルがビットコインを法定通貨に加えました。自国で銀行口座を持っていない人も海外からBTCで受け取ることができるようになりました。
投機商品
株やFXと同じように、利益を得ることもできます。安い値段で買ったコインを値上がりしてから売るという感じです。
短期的な売買でも利益を得ることができますし、将来的な値上がりを見込んで、買って寝かせるという手法も通じたりするわけです。
ただし、株やFX以上に値動きは荒いので注意が必要です。
法律施行で勢いづく仮想通貨業界
2017年4月1日、「資金決済に関する法律」に仮想通貨が加わりました。いわゆる仮想通貨法ですね。
国としても仮想通貨を、法律で規制しないといけない段階まで来ているわけです。法律で規制されるということは、法律で認められると等しいことになります。ということは今後の展望が明るいということですね。ワクワクです。
ということで、にわかにバブルの様相を呈してきた仮想通貨(暗号通貨)業界。ここに、早くから目を付けていた方は、すでに莫大な資産を築いている方も多数いるわけです、うらやましい。
消費税も非課税になりました。
今日のまとめ
仮想通貨(暗号通貨)について詳しく知ろうとすると、3分どころか3か月でも足りません。
仮想通貨の根底にあるブロックチェーン技術によって、今後大きく世の中の仕組みが変わろうとしています。興味がある方は、絶対勉強しておいたほうがいいと思います。
こちらのカテゴリで仮想通貨のはじめ方をまとめているので是非どうぞ↓
リンク 仮想通貨のはじめ方
パチンコ・スロット大好きな方は一度こちらの記事を是非↓