一旦リリースされるも、一時休止となっていたコインチェックの貸仮想通貨サービスが2017年6月16日に再開されました。
コインチェックに保有する仮想通貨を貸し出すことにより、インカムゲイン(継続的な収益)を受け取ることができるわけです。それも最大年率5%。
まぁ正確にこれをインカムゲインと呼ぶべきものかはわかりませんが、似たようなもんでしょう。
ということで、これまでキャピタルゲイン(売買差益)しか狙えなかった仮想通貨も、新サービスの登場で幅が広がります。
今回はコインチェックの提供する貸仮想通貨サービスの概要を見てみましょう。
仮想通貨を持っているだけで年率最大5%
コインチェック口座に保有する、ビットコインや各種アルトコインを、コインチェックに貸し出すサービスです。
アメリカのポロニエックスでも「LENDING」としてサービス提供しているので、そのサービスの日本版と言った感じですね。
貸し出し利率は期間が長いほど高くなります。
14日間 | 年率1% |
30日間 | 年率2% |
90日間 | 年率3% |
365日間 | 年率5% |
年率です。
すべての仮想通貨に対応
「ビットコインのみ」などではなくすべての通貨に対応しています。
コインチェックの口座保有者であれば、簡単に開始することができます。どんなサービスもですが、ステップが多いと面倒になるので、この辺は楽でいいですね。
すぐにサービス開始可能
トップページのお知らせのリンク、右上のアカウント切替、どちらでも「貸仮想通貨アカウント」に切り替えることができます。
2つ程、約款を読んで「登録する」をクリックするだけです。
貸仮想通貨専用の管理画面があります
完了するとこのような画面になり、貸仮想通貨専用の管理画面になります。
貸仮想通貨で貸し出す為には入金するか、コインチェックの「貸仮想通貨用入金アドレス」に送る必要があります。
通常の取引アカウントに保有している状態では利用できません。
貸出利率を選択して申込むだけ
コインをコインチェックの貸仮想通貨入金用アドレスに送付し、反映されれば準備完了です。
あとは何日間預けるか選択します。
どれだけのコインを何日間貸すのか決めましょう。
例)10BTCを年利3%で90日間貸す
貸し出すことによりこれだけ増えるわけです。保有数が多く、長期保有目的の方は検討の価値ありだと思います。
「仮想通貨はインカムゲインを得ることができないのでダメ」って言う方もいますが、この辺のサービスが増えてくると、そうも言えなくなりそうですね。
分別管理の対象外、破綻リスクを負う必要あり
もちろんこの手のサービスを利用する場合は、きちんと利用規約、約款などには目を通しましょう。
注意する必要があるのは、分別管理の対象ではない事ですね。コインチェックの破綻時には返還されない可能性も考える必要があります。
まぁ破綻した場合は、分別管理にかかわらず通常保有の通貨もどうなるのか怪しいと思っていますが(個人の解釈ですし、コインチェックに限らずです)。
基本的に解約することはできない
約款にきちんと記載されていますが、解約することはできません。
「解約する場合は、別途定める手数料を支払うものとします。」とありますが、約款には記載されていませんでした。
申込んだのち、管理画面で見ることができるのかもしれませんが、その辺はよくわかりません。
このレンディングサービスを利用する方は、解約できないものと思って申込みましょう。
今日のまとめ
日に日に色々なサービスが広がっていきますね。今後、他社も追随してサービス展開していくでしょう。
さらに仮想通貨界隈ではまた新たな展開が。ビットコインに引き続き、イーサリアムも店頭決済ができるサービスがはじまります。より身近になっていきますね。
ただ楽観できないのが、8/1のビットコイン分裂騒動です。UASFで落ち着きそうですが、これからはじめる方は少なくとも「UASF・UAHF」のワードで検索して、予習しておきましょう。
騒動が心配な方は、騒動が落ち着くまで静観するのもひとつです。
■貸仮想通貨ができる取引所は コインチェック