前回の記事で、生きた無農薬玄米を食べましょうとご紹介しました。
玄米は皆さんが思っている以上に、ハイレベルな食べ物です。
今回はアブシジン酸について考えてみましょう。
この記事を読んでいただければ、玄米食がどれだけ難しいかわかって頂けると思います。
玄米は中途半端な気持ちでは食べれない
玄米は正しい食べ方(炊き方)をしないと、体によいどころか、逆に体に負担になり健康を害します。
白米に比べ固い殻に覆われていて消化もかなり悪いです。なので、しっかり浸水、乾煎りし消化しやすくする必要があります。
中途半端な気持ちで玄米食べている人は特に注意してください。玄米ダイエットなんてのも聞いた事ありますが、ちゃんと知識がないと危険です。
こんな甘い考えは要注意です。
玄米食べてダイエットできるらしいよ
やば。それほんと~?
玄米って茶色い米っぽいやつでしょ?
そうそう、いいらしいんだよね~、チャレンジしてみる?
すごいうんちでるみたーい
www
「うんちでるでしょ」くらいの軽い気持ちじゃダイエットなんてできません。
特に玄米はハイレベルな食べ物です。きちんと下準備して食べないと、かなりの確率で調子悪くなります。
種子毒であるアブシジン酸に注意
玄米は身を守る為のメカニズムで、アブシジン酸という種子毒をもっています。
アブシジン酸は種子の成熟や、休眠を促進したりと発芽に関するコントロールをおこなっています。このアブシジン酸が人間にとっては有害で、毒であるわけです(特に諸説あり)。
※アブシジン酸は一般的な種子全般に存在します。人体への毒性などを示した論文を探しましたが見つけれませんでした。
Googleスカラーで探しましたが、それっぽいのはなかったです。現在も様々な議論があるようですし、確定ソースがないのであくまでそのような意見があるとお考えください。
以下のブログが詳しく書かれています。(東大医学部口腔外科の先生ってのがなんでだろうって感じですが)
こちらの日経ウーマンオンラインにも、アブシジン酸について書かれています。
wikipediaにもありますが、化学式なんてみてもよくわかりません。少々専門的です。
アブシジン酸は浸水や乾煎りで対処可能
アブシジン酸を不活化するためには、浸水や乾煎りが有効と言われています。玄米は発芽させるか、高温で煎ることにより、アブシジン酸を不活化できると言われています。
食べやすくすることにもつながるので「やってて損はないかな」と思っています。「もしアブシジン酸が有毒であれば、不活化されるといいな」くらいで考えるといいんじゃないでしょうか。
毒素を不活化させる方法は「浸水して発芽準備モードにする方法と、乾煎りする方法」があります。このあたりは次回詳しく説明します。
あとがき
結局のところ、確定ソースを見つけることはできなかったので真偽のほどはわかりません。
ですが、昔の日本人は病気になった時に玄米のお粥を食べていたと聞きます。蓄積された経験で「玄米は体に良いが、そのまま食べるのは良くない」を実践していたんじゃないでしょうか?(想像ですが)
今日のまとめ
ちなみにすべてはバランスが大事という事で、我が家では玄米と白米を交互に食べています。白米炊いて食べ終わったら次は玄米、という具合です。
バランスがなんでも大事です。リスクヘッジも大事、同じもの一極集中は危険です。なにがあるかわかりませんからね。
ということで、玄米の食べ方についてとアブシジン酸についてでした。次回はおすすめの玄米辺りをご紹介しましょう。