米中バチバチになってきましたねこんにちは。
最近のビットコイン上昇ですが、「中国でのビットコイン買いを機に上昇した」なんて話もありますね。
それはさておき、ビットコインを筆頭に仮想通貨の取引ボリュームは自己売買で水増しされていたりすることが多々あります。
今回は、独自の方法で(詳しくは知らんw)正確な取引ボリュームを算出しているサイト「CoinGecko」!
画像引用 CoinGecko
独自の方法で取引ボリューム算出
CoinGeckoでは独自の計算方法にて取引高を算出しています↓
CoinGeckoの新しい取引高算出方法について簡単に説明します。
この手法では、取引所の申告取引高と、SimilarWebのトラフィック、アクセス情報と比較して、取引高とアクセス状況に乖離が見られた場合、取引高の正常化修正を加えます。
このメソッドを用いた取引高ランキングは以下の形になります。 pic.twitter.com/4iOr5YCCvS
— CoinGecko Japan (@CoinGeckoJapan) 2019年5月14日
なぜかと言うと、かなりの数の怪しげな取引所が自己売買で取引高を水増ししていたみたいです。確かに「取引高上位だけどどこの取引所?」なんてのも多かったしね。↓
ビットコイン取引高の95%に偽装疑惑、ETF申請企業が米SECに報告https://t.co/ZWX29z0ifU
Bitwise社はビットコイン取引量の95%が偽装であると米SECへ報告。その他にも取引所の取引量操作などにも言及した。一方で、ビットコイン市場の健全性も主張した。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月23日
ということで参考にするのであれば、正確な数字が見たいですよね?
それではビットコインの取引高(ボリューム)を他サイト(CoinMarketCap)と比較しながら見てみましょう。
ビットコインボリューム
まずは参考にしている人も多い「CoinMarketCap」を見てみましょう。概要など詳しくはこちらの記事で書いてます↓
見てみると1位のBitMEXはさておき、2位はNegocie Coinsになっています。ブラジルの取引所ですね。
【 CoionMarketCap 】
それをCoinGeckoで見ると、1位はBinanceになっています。Negocie Coinsなんてないね↓
【 CoinGecko 】
うん、体感的にはBinanceの方がしっくりくる。全体的にCoinGeckoの方がしっくりきまくる。
ちょっと拡大して見てみましょう。
2つのサイトを比較
「CoionMarketCap」と「CoinGecko」、ランキング10位までを拡大して比較。
【 CoionMarketCap 】
【 CoinGecko 】
CoinGeckoの取引ボリュームランキングを見ると、おおむね納得できます。ですがCoinMarketCapの方を見ると「う~ん」となります。
Negocie Coinsも一説ではアビトラで盛況って話でしたが、水増しって話もあるのでアヤシイよね。
ってことでCoinGeckoの方が正しいボリュームが確認できそうですね。コインゲッコーの勝利ー!
アルトコインもやっぱり水増し多そう
イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などのアルトコインも結構違います。やっぱり水増しが多いのかな。
ネム(XEM)などのどちらかと言うと日本で人気、まだまだ扱う取引所も多くない通貨に関してはメチャクチャ違うまではなかったりします↓
【 CoionMarketCap 】
【 CoinGecko 】
なんだかんだネムはZaifのボリュームが大きいことがわかります。
こんな感じで色々比較してみると見えてくるものがあるかもですね。
なんで水増しすんの?
取引高については、基本的に取引所からのデータをもとにまとめて公表されているはずです。なのでCoinMarketCapが間違っている・不正確な情報を掲載しているわけではなく、取引所側の公表している数値に問題があると思われます。
自己売買で取引高を多く水増しすれば、それだけユーザーを集めやすかったり、新しい通貨をリスト(上場)するときに手数料を多く請求できたりしますからね。
そういうことです。知らんけど。
今日のまとめ
肌感覚に近いデータなので、CoinGeckoの方が正確なんじゃないでしょうかね。ほかにもいろいろ見れるのでどうぞ。
いろいろなサイトをベースに情報収集するのが吉です。
リンク CoinGecko