ニュースを見ていると「大和米国リートの分配金が50円に減額」というのを発見。あぁ、去年買ってすぐ売ったアレか、と。
大和「ダイワ米国リート(毎月)」、分配金を50円に減額 | #資産運用研究所 | QUICK Money Worldhttps://t.co/gKBiJo3mvl#投資信託
— QUICK Money World (@QUICK_QMW) 2018年8月16日
大和米国リートの分配金は元本からも崩されていくたこ足配当です。大和さんのホームページのグラフを見ても、儲かりそうかイマイチわかりにくいんですよね。
ということで15か月前購入、速攻損切りした「大和米国リート」を現在も保有し続けていたらプラスなのかマイナスなのか計算してみました。
そこには驚きの結果がーぁぁぁ。購入しようか気になっている方は今後のシミュレーションの参考になるはずです。
※はよ結果だけ、って方はもくじの結果発表へどうぞ
まえがき:知人に勧められるがまま購入。その後即手放す
去年、知人のシャッチョサンにすすめられて大和米国リートを購入しました。そして数カ月後には香港のファンドに流すという流れで。ん~、想像するだけでメシウマな展開が想像できますねw
買った後に詳しく調べて「なんだこりゃ」と。手数料がクソ高いでないかw
ちゃんと調べて買わないとダメね。手数料とかは以下記事参照。
顧問契約を結んだコンサルタントに色々質問するも逆切れ。ってことで契約解除。そんなこんなで2カ月足らずで解約に至ったわけです。つーかコンサルの人、投資助言・代理業とかないっぽだけどアリですか? 金融庁さん。
その方は相当な額を運用しているようで、私みたいなアリンコのような投資額は本来契約しないんですって。知人の社長さんの紹介だから特別だって。なにこの詐欺のテンプレみたいな話しw
ってことでリートを解約。
結果は以下の通り。100万円が2カ月でドン。
上記金額はキャンペーンで入金された5,000円も含まれています。
なので実際は「931,040円 – 5,000円」。
損益は、-73,960円でした。
いーですいーです、パチンコ行ったと思います。勉強代ありがとうございました。
ってことで分配金減額のニュースで思い立ったので、そのまま保有し続けていたらどうなったか計算してみました。鬼損か底売りとかだったらおもしろいなぁw
今後米国リート系をご検討の方は是非是非是非参考にしてみてください。
2017/3~2018/8までの推移
前回からdisってばかりの大和米国リートですが、今回も大和投資信託様のホームページよりキャプチャ引用させていただきます。
パフォーマンス悪いタイミングで買ってるってのもありそうですが、差し引いても決して高パフォの商品とは思えませんね。
画像引用 ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジなし / 運用実績 / ファンド情報 / 大和証券投資信託委託株式会社
購入時は1口4,618円
まずは私が買付した日あたりの基準価額。確か3月6日でしたがずれてるかも。適当気味にご覧ください。
基準価額は1口=4,618円。
んで100万円分なので、約209口ですな。計算がずれるのは購入手数料がガッチリとられているからです。
解約時は1口4,231円
そして5月16日あたりでしょうか、速攻で解約です。
基準価額は1口=4,231円。
基準価額だけで見れば387円のマイナス。209口なので80,883円のマイナスです。ただし、分配金の中にわずかばかりの収益がのっているので、微妙にマイナスは減って-73,960円になったわけですね。
ちなみに分配金再投資基準価額ってのが、その名の通り「分配金を再投資に回した時の基準価額」です。ただし、このタイプは口座に分配されて、なにもしなければそのままなので、再投資にはまわりません。多分投資効率悪いヤツです。
ちなみに分配金再投資基準価額の差し引きで計算しても、実際の損益はずれますのでよくわからんなコレ。
現在(2018/8/16)は1口3,261円
2017年3月6日が4618円、2018年8月16日は減りも減ったり3,261円。マイナス1,357円。
購入~2018年8月15日まで保有していたと仮定した場合、払いだされた分配金の累計は1,360円×口数。
その辺も計算していきましょう。
実際に計算してみた
購入時から現在まで解約しなかったらどうなっていたのか計算してみました。計算間違えてる可能性ありますが、その時はごめんなさい。
分配金
まずは分配金を計算してみました。はじめたときは100円の分配金でしたが、70円に下がり8月からは50円に減額です。純資産総額もかなり減ってますね。
そのまま保有してたら総額285,258円の分配金が入ってきています。ただし大部分は自分の投資したお金の取り崩しです。分配されても元本が減るだけのいわゆるたこ足配当です。
ちなみにアメリカではこの分配方法は禁止されています。なので米国ETFなどの分配金は純粋な利益分なわけです。う~ん、これだけで初心者勘違いしますわね。
分配金の内どれくらいが収益金なのかは、大和さんが毎月出している、以下リンクの月次レポートを見ると確認できます。4/8ページ目の分配金の計算過程のところかな。
リンク http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open.php?code=4857&type=6
ふーむ。微妙。
基準価額を計算
購入時は4,618円です。基準価額はもちろんマイナスね。
分配金自体は大和ネクスト銀行の口座に毎月払いだされます。分配金は自動で再投資されるわけではないので、投資効率は悪いですね。
とりあえず合計するとこんな金額。
ここだけ見るとギリギリ健闘している感ありますねぇ。地合いが悪いだけ、と逃げる事もできそうですねぇ。100万円から3万円強減っただけだしまだまだだよパトラッシュ。
ですがですが、次のヤツがボディーブローしてきます。
手数料
※実際の計算では元本は減少していくので、維持管理費は上記金額より少ないかも。後から気づいてしまいました。フィーリングで2万円くらいの手数料じゃなかろうかです。
購入手数料が3.24%なので32,400円。この時点で高いですなぁ。そして年間の維持管理費が1.6416%もかかります。(上記の計算でざっくりあってるかしら? 間違えてたらアホと思って下さい)
なので100万円分もってたら、年間16,416円維持費がかかるわけです。
直接比べる事はできませんが、米国ETFのVTIとか0.04%です。もう一度言いましょう、0.04%です。
ブラックロックやバンガード、ステートストリートの米国ETFの手数料を見てるとばかばかしくなるくらい高い。
そもそも年間1.6416%のパフォーマンスで損益はトントンなわけです。あぁ、あらためて無理ゲー感あるなぁ。日本の投資信託では損している人が多いってのもうなずけるなぁ。個人の投資信託してる人の46%は損してんだと。
投信「個人の半数が損」をどう読むか 新指標で波紋 : NIKKEI STYLE https://t.co/f7LEPG27VG
— ひびねたカツオ (@hibinetacom) 2018年8月18日
まぁ知識がなく言われるがままに買ってしまう方も悪いんですが、やっぱり銀行や証券会社がすすめるやつでは儲ける事なんてできないってことですね。
日本で投資が危ない、投資信託はダメと言われる所以だわ。
結果発表
それではながながお付き合いありがとうございます。結果発表です。
ドゥルドゥルドゥルドゥル。
ドン!
マイナス87,439円(-8.74%)。
解約時は-73,960円だったので、微妙に減った感じですね。
ずぁーー、中途半端(笑)もっとマイナスぶっこくとか、意外にもプラテンしてて底で解約したとかならおもしろかったんだがなぁ。結局微妙な感じでオチなし終了でございます。
ということで計算するのが面倒でしたおつかれさまでした。
今日のまとめ
「大和米国リートを解約せずに保有したままだったら今いくら?」の巻でした。今後大和米国リートのようなたこ足配当タイプの投資信託を検討されている方は、よく検討しましょう。
私は投資の素人ですが、二度とこの手のは買いません。リートがほしいならIYRなどの米国ETF買いましょう。(いくで。やるで。リップル買い増しや)
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