2017年9月2日あたりから大幅にビットコインが下落しています。株やFXなどで考えると暴落なんでしょうが、暴落とは言わない雰囲気のあたりさすがビットコインと言った感じです。
まぁそんなボラティリティにも慣れてきて「おぁあ下げてんなぁ」くらいにしか思わなくなってきて少々不感症気味になってきました。
仮想通貨デビューしたばかりの方からしたら「なんで下げてんの?」ってところかもしれないですし、後々の備忘録的な意味合いも兼ねてなんで下げてんのか見てみましょう。
中国ICO規制・取引所閉鎖の噂(結果事実)、JPモルガンCEO発言トリプルコンボ
少し見にくいかもしれませんが2017年9月2日の時点では最高値566,000円(左上矢印)を超えるところまでビットコインは上昇していました。
その後ズルズル下げながら(利確売りなのか噂がチョイ出だったのか忘れた)414,000円(右下矢印)まで下げました。ここまでに2つの大きな下げ情報が。
1つ目が中国のICO禁止通達。そして2つ目が仮想通貨取引所閉鎖の噂と、JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏の「ビットコインは詐欺、崩壊するぜ」発言でした。
※2017年9月2日から9月14日あたりの4時間足チャート
上の赤枠で囲んだところあたりでしょうかね。とりあえず前半は中国で「ICO詐欺多すぎるからとりあえず禁止ね」のおふれが出て大売り。
参考 中国PBoC、ICOを違法と判断 即時償還求める | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
参考 中国、ICOを全面禁止――「金融詐欺、ネズミ講」と強く非難 | TechCrunch Japan
そしてその中で中国の取引所閉鎖の噂が出て、そこに大門コンボ炸裂で大バーゲンです。
まぁどちらかと言うと大門よりもチャイナクラッシュですね。そりゃそうですよね、自国の取引所が閉鎖されるなんてなったら今のうちに売っとくかってなるしね。
中国人が「取引所閉鎖? ソレナラ急いでビットコイン売るアルヨー」的なところにダイモン発言のコンボでしょうね。知りませんが。
2017年9月2日-9月5日あたり
1時間足チャートですが、ズイズイ下がって行っております。最高値56万6千円をピークに45万円までいったん下落しました。
9月2日11時から9月5日14時あたりまでで約11万円強下げました。
2017年9月8日-9月14日あたり
そして9月5日の14時(45万円)から9月6日10時に50万円を回復。そこからヨコヨコに移行し9月8日の21時くらいまで50万円をはさんでチョロチョロしておりました。
まぁこの戻りも早すぎて「スゲーなぁビットコイン」くらいに思っていました。そして「このまままた戻っていくのかなぁ」と思っていた矢先スコーンと下げました。それが中国取引所の閉鎖の噂でした。
参考 ビットコイン急落、中国が仮想通貨取引所閉鎖を計画との報道で | REUTERS
そして不安が渦巻いている中にのダイモン氏のこの発言が追打ちをかけました。
米銀JPモルガン・チェース(JPM.N)のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が前日、ビットコインは「詐欺であり、崩壊する」と発言したことが引き続き材料となった。
–略–
ダイモンCEOは12日、ニューヨークでの投資家会議の席で「ビットコインは続いていかない。どこからともなく通貨を生み出せたり、それを購入する人が本当に賢いと思われているようなところでビジネスなど出来ない」と語った。
さらにJPモルガンのトレーダーが暗号通貨を取引しているとしたら「即刻解雇する。その理由は二つで、第一に就業規則違反、第二に間抜けで、いずれも危険だからだ」と述べた。
参考ビットコイン下げとまらず、前日のダイモン氏の「詐欺」発言で | REUTERS
そして41万円まで下げ、現在進行中というわけです。
まぁこのJPモルガンのダイモン氏のこの手の発言は今にはじまった事ではないようですね。2015年にも同様のアンチビットコイン発言をしていたようですが、ソース忘れました。んで娘はビットコイン買ってるっていうし、まぁそういうことです。
以前より中国の影響は少なくなっている、はず
参考 Most traded National Currencies – Coinhills
【追記】
よくよく考えるとbitFlyerの取引量にはBTCFXもはいってますね。なのでこの取引量の数値は現物・証拠金取引(FX)合算かと思います。純粋な取引量ともまた違いますので、それをふまえご覧くださいませ。
過去24時間(9/14 20:00時点)のビットコイン取引量を見てみると日本がダントツ1位の約44%です。そしてアメリカ27%、中国17%と続いています。
今やビットコインでキャッキャ言ってるのは日本なのです。もちろん中国の影響はかなり大きいですが、昔ほどではなさそうですね。むしろ「オイー、日本ヘタレ狼狽売りすんなやー」くらいだろうね。
【9月15日追記】
と、ここまで14日に記事を書き上げ、15日に公開しようとしていました。しかーし、夜というか朝方すごいことに。う~ん30万円くらいまでドン下がりしてました。
ということでもう少し追記します。
2017年9月14日夜から15日にかけて
※cryptowatchが落ちてて見れなかったのでccトレードビューより
14日深夜も下げは止まりませんでした。15日朝8時30分辺りには29万5千円(コインチェック)まで下げました。プギャー。
いや~2週間もたたないうちに56万円からほぼ半値の29万円程度までさがるとは。末恐ろしい子ですよほんと。
まぁこの下げの原因は中国最古のビットコイン取引所BTCC(BTCチャイナ)が9月30日までに取引を全面的に停止する旨アナウンスしたからです。他の大手取引所、OKCoinやHuobiが取引停止したらどうなるんでしょうね。まだ下がるのかなぁ。
こちらのサイトが超詳しく解説されており、かなり勉強なります。
参考 ビットコイン最古の取引所BTCCが全ての取引を停止、中国政治の影響か? – ETHEREUM JAPAN
今日のまとめ
ということで大きく下落したので記事にしてみました。
今現在、中国の取引所の動向がどうなっているのか情報がでてきていないので不穏な空気が漂っている状態です。中国はよく事前に情報をリークさせておいて、衝撃をやわらげるような手法をとるとかなんとか。
おそらく中国の取引所は閉鎖というよりも「一時停止でライセンス制に移行」などじゃないかと思いますがそこは中国よくわかりません。また情報が出たら追記しようと思います。
参考 PBoC高官がビットコインについて言及、取引所閉鎖は未だ不透明 | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
【15日22時追記】
やっぱり操業停止ですって。さすが中国、なんでも急。日本ではもうすでに規制が入ってるし当たり前といえば当たり前ですがね。やっぱり急!!
参考 中国当局、操業停止計画の提出求める ビットコイン取引所は15日中に停止をアナウンス【追記あり】 | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
翌日の経緯、つづきの記事はコチラ。
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コインチェックBTC100万円事件もありましたね。すっごい昔な気がしますが5月なのか・・。
2017年5月27日の暴落の記事です。この時は本当に「暴落ダー」って思ってましたね、うん。よくあるんだね。
2017年7月も大きめの下げがありましたね。
ビットコインFXで遊んでいたんですが9月2日からの下げのおかげで見事焼きつくされました。「ビットコFXやめますか? それとも人間やめますか?」